為替グラフの読み方:期間、軸、変化
レートの方向、時間軸、最高値・最安値、変化率の限界など、為替グラフの読み方を学びます。
まずレートの方向を確認する
EUR/USDのグラフが上がると、1ユーロあたりの米ドル額が増えることを意味します。両通貨が同時に強くなったという意味ではありません。ドルを持ってユーロを買う人は、同じ動きを逆の視点で見る必要があります。解釈する前に必ず「換算元通貨1単位の換算先通貨額」という表示を確認してください。
2つの軸が示すもの
横軸は観測値を日付順に並べ、縦軸はレートを示します。縦軸の尺度は表示範囲に合わせるため、必ずしもゼロから始まりません。小さな動きも見えますが、視覚的に大きく感じる場合があります。尺度が異なるグラフでは線の傾きだけでなく数値を比較してください。
期間を意識して選ぶ
1か月は1年や5年より短い範囲です。月次グラフで目立つ動きも、長期では小さな変動に見えることがあります。実際の開始日と終了日はグラフの上に表示します。公表のない日があるため、計算上の指定期間の境界とは異なる場合があります。
最高値、最安値、変化を区別する
最高値と最安値は期間中に利用可能な日次値の最大・最小です。その日に取引できた高値・安値を保証するものではありません。変化率は(最後のレート ÷ 最初のレート − 1)× 100で計算します。仮のレートが1.00から1.10に上がると10%ですが、1.10から1.00への下落は約9.09%です。
線を予測と見なさない
線は既存の観測値の間に引かれます。公表のない日のデータが増えるわけではありません。展開できる表で実際に使用した値を確認できます。過去のレート変化は次の動きを確実に示すものでも、自動的に投資リターンを表すものでもありません。手数料、取引開始・終了時点、自分の基準通貨も結果に影響します。
計算方法を理解する
数値例は仮定のものです。 計算機の仕組み で計算方法とその制約を解説しています。